DeNAプロ野球進出

DeNA

ケータイゲームを取り扱う新興企業であったDeNAが一躍その名を知られるようになったのは、身売りで揺れていたプロ野球チーム、横浜ベイスターズの買収に名乗りをあげた2011年のことでした。毎年最下位に沈みファンからも見放される事態が続いているチームであったことから、運営がうまくいくのか疑問視され、すぐ投げ出すのではと懸念されました。

新監督として就任したのがジャイアンツOBの中畑清であったため、ファンからの反発は強かったのですが、彼の熱意や球団の運営の巧みさ、新戦力の着実な補強により、チームは少しずつ強くなり、がらがらだった球場に観客が戻って来るようになりました。

もともと本拠地の横浜スタジアムはロケーションは12球団随一であり、魅力を増したチームを応援する人が球場に詰めかけるようになったのです。球団は神奈川の子供達に野球を、そしてベイスターズを好きになってもらおうと、小学生に無料で帽子を配ったり、選手を学校に派遣して授業をやったりと、努力を重ねてきました。

努力の結果、2016年には12球団で唯一進出できなかったクライマックスシリーズへの進出を果たし、今や最もチケットの取りにくいチームとなりました。

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