オリックス、プロ野球の思い出

オリックスが阪急電鉄より球団を買収したのが1988年のことでした。新チームはオリックスブルーウェーブとなり、神戸を本拠地としていました。

オリックス

ONと並ぶ日本プロ野球界のレジェンド、鈴木一朗が入団したのが1991年のことでした。阪急時代の主力選手がチームを去り、世代交代が進む中で登録名を「イチロー」とカタカナだけとした当時としては非常に珍しい取り組みを行い、入団3年目に彗星のごとく振り子打法で本格デビュー、強肩巧打にスピードあふれるプレーであっという間に注目を集めるようになりました。

イチローに限らず、現在の監督の福良、二軍監督の田口、スローボールの魔術師エース星野など、堅い守備と打ち出すと止まらないブルーサンダー打線を擁し、阪急時代とは違うチームカラーでパ・リーグの強豪チームとなりました。

このチームを築いたのが仰木彬監督でした。強豪チームでありながら毎日違う打線を並べ、投手兼外野手の二刀流の元祖の選手を使ったり、何をやるかわからない仰木マジックと呼ばれる采配は相手にとって脅威でした。1995年の阪神大震災の年、ブルーウェーブはがんばろう神戸とユニフォームの袖にロゴを入れ、見事優勝を果たしました。今となっても忘れられない野球チームです。

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