優勝には欠かせないプロ野球の守護神ーリリーフから守護神に返り咲いた男

女子プロ野球

今シーズンも最後の最後までファンを楽しませてくれたプロ野球。
近年ではことにチームごとの守護神やそこにつなぐリリーフの存在がクローズアップされています。
阪神タイガースのジョンソン投手や中日ドラゴンズのロドリゲス投手はその活躍が買われ、メジャーリーグに返り咲きました。
優勝争いをしたソフトバンクホークスや読売ジャイアンツも多彩な投手陣が好投し、ファンをわかせました。
かたや登板過多で故障に涙を飲んだ選手もたくさんいることを忘れてはいけません。

今シーズン、リリーフから守護神に返り咲いた男がいたのは記憶に新しいでしょう。
阪神タイガースの藤川投手です。
シーズン序盤、藤川投手がリリーフを、ドリス投手が守護神を務める形でペナントレースは始まりました。
しかし藤川投手は打ち込まれ、いきなりファームに行くことになりました。
ファームでの調整を終えた藤川投手は見違えるような投球をファンに見せてくれました。
さすがに全盛期の火が吹き出るかのような球速はありませんでしたが、それでもその伸びのあるストレートは健在で、150Kmに満たない球速であっても空振りが取れるほどでした。
そしてドリス投手の乱調もあって、藤川投手はかつて自分が君臨していた守護神の座へと返り咲いたのです。
守護神となった藤川投手はまさに獅子奮迅の活躍で、クライマックスシリーズの立役者の一人と言って良いでしょう。
残念ながら優勝には手が届きませんでしたが、今後の活躍、または名球会入りも期待させるような内容でシーズンを終えました。

藤川投手のようにリリーフから守護神に、逆に守護神からリリーフに転向する選手は少なくありません。
彼らは長いペナントレースのここぞという時に登板する、まさに試合を決定づける存在と言っても過言ではありません。
それは特に優秀争いをしているチームであれば連投が続くことも珍しくなく、過酷なポジションです。
令和2年のプロ野球ではどんな選手が登場するのでしょうか。
今から楽しみで仕方ありません。

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