プロ野球千葉ロッテ

千葉ロッテマリーンズは千葉県に本拠地を置くプロ野球チームですが、球団名がロッテオリオンズの頃に本拠地がない時代がありました。

1971年ロッテは大映から球団の経営権を受けました。大映が所有する東京都荒川区にあった東京スタジアムを本拠地として使用していましたが、経営状態は悪く、累積赤字が膨らむ一方でした。球団の経営権は受けましたが、球場の買収は拒否し、賃借契約で東京スタジアムを本拠地としていました。

そして、1972年に開場からわずか11年で東京スタジアムは閉鎖されます。1973年に本拠地を失うことで、プロ野球公式戦ができる球場を借りることになりました。宮城県仙台市にある現在の楽天の本拠地である宮城球場、巨人の本拠地後楽園球場、ヤクルトの本拠地神宮球場、大洋(現横浜DeNA)の本拠地川崎球場の4球場の空きスケジュールに公式戦を組み、それでも公式戦を組めない場合は静岡草薙球場、西京極球場などの地方球場も使用しました。

1978年に大洋が横浜スタジアムへ移転することが決まったことで、川崎球場を本拠地にすることが決まりました。本拠地を失った5年間を本拠地を持たずに流浪することからジプシー球団と揶揄されていました。

ロッテ

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