プロ野球で人気があったパ・リーグ

現在では若者人気の高いサッカーに押されて、プロ野球が世間の人たちの話題に上ることは、昔と比べるとかなり少なくなってきています。その人気の陰りが特に顕著に表れているのが、地上波のテレビで試合が中継されることがほとんどなくなっていることです。かつては毎日のように、テレビでプロ野球の試合が見られた時期があったのです。

ただそういった人気は、二つのリーグの内のセ・リーグに偏っていた傾向があり、テレビで試合が中継されるのも、巨人を中心としたセ・リーグの試合が大部分でした。それでは、もう一方のパ・リーグに人気が全くなかったのかというと、決してそんなことはありません。人気のセ、実力のパと言われてはいたのですが、熱心なファンは決して少なかったわけではなく、根強い人気を保ち続けていたのです。

パ・リーグとはパシフィックリーグの略で、誕生したのは1950年のことでした。当初は七球団でスタートしたものの、後に一つ減って六球団となり現在に至ります。その長い歴史の中で球団の再編成が行われたり、また本拠地を変更する球団が出たりして、北海道の日本ハム、福岡県のソフトバンク、宮城県の楽天といったように、それまではプロ野球の球団がなかった地域に本拠地を置く球団が出て来たことで、それらの地域を中心として、今でもまだパ・リーグの人気は保たれているのです。

パ・リーグ

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