プロ野球阪神と巨人

プロ野球の歴史は、巨人と阪神によって創生されたと言っても過言ではありません。日本の東西を代表する球団として、日本にプロ野球が誕生してから、この2球団は数々のドラマを生み出してきたのです。また、同時に数多くのスター選手を輩出してきたのもこの2球団です。

巨人は川上哲治、長島茂雄、王貞治を筆頭に、堀内恒夫、斎藤雅樹、松井秀喜ら錚々たるメンバーですし、阪神は村山稔、江夏豊、吉田義男、掛布雅之、藤田平、岡田彰布ら、素晴らしい選手が数多く在籍していました。

阪神

特に、この2球団の対決が熱狂的に人々に受け入れられたのは、関東に挑戦する関西の構図であり、何故か、あと一歩のところで関西が負けてしまうことです。野球に限らず、関西に関東に対するライバル心は、極めて強いものがありますから、感情移入しやすいのです。その中で生まれた、タイガース村山、江夏とジャイアンツ長島、王の対決は、一打席一打席にドラマが生まれる感動的なものだったのです。

阪神と巨人の闘いは、今でも伝統の一戦として人気の高いカードですが、以前と比べると、熱狂度は低下しています。そこには、それぞれの球団にスター選手が在籍し、プロ野球全体のクオリティが上がったことが考えられ、これは球界にとっては、非常に良い傾向でありますが、やはり、両球団には生え抜きのスター選手によるライバル対決を期待したいものです。

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